<100人>近藤忠彦さん

kondotadahikoprofile<入間には>

入間市に来て30年になりました。東京都新宿区で生まれ、西武線江古田、ひばりが 丘、入間市駅と年齢を重ねるに連れ、埼玉県の奥地に向かっています。私は若いころ、奥武蔵の山が好きで、写真を撮りながらよく山歩きをしました。西武線から外の景色を見ていると入間市駅の近くに建築中のマンションが目にはいり、関心があって入間市駅で下車してみました。マンションのベランダからの眺めが素晴しく富士山、霞川、眼下の緑一色の世界が飛び込んできて、入間がすっかり気に入りました。

その当時の入間市は、高層の建物は少なく、ベランダから西武球場でのホームランのたびに打ち上げる花火が見えたりもしました。駅前には店らしき物は何もなく、日常の買い物は扇町屋の商店街を利用していました。お互い顔のわかる関係でしたから和やかな会話を交わしながらの、たのしい買い物が出来たことを思い出します。当時マンションの辺りは切り通しで、崖もあったのですが、市の再開発で小学校・中学校が移転し、崖も切り崩し、広大な平地にならし、変哲もない平凡な町並みになってしまったように感じました。そして丸広デパートやぺぺ、高層マンション、サイオス、映画館と立ち並び、光景もすっかり変わってしまいました。

<お仕事は>

出版社の編集者でした。政府広報紙にかかわっていたこともあり、取材したゴールドプランなど福祉への関心を持つようになりました。また、両親の介護を経験し、いつか福祉の仕事に就いてもいいかなと思うようになりました。埼玉県社会福祉協議会の福祉の研修に通ううちに職員に勧められ、思い切って特別養護老人ホームに勤めました。まだ措置制度の時代で、当時3K職場といわれ、職員も少なく、労働もきつく、正直大変なところに勤めてしまったなというのが第1印象でした。

経験豊かな職員のきちんとした対応がある一方で、私のような知識や経験がないままの新米が、求職すればその日に採用され、ベテランの職員と同じような仕事をする職場でした。福祉をきちんと勉強をしなければいけないと痛感し、退職し福祉の大学に通いました。私の息子に近い年齢の学生たちと共に学んだその期間は、中年になってまた大学で学ぶことが出来るうれしさ、己を変えることが出来る楽しさを経験することが出来ました。 その後、精神障害者のソーシャルワーカーを経験した後、大学職員となり、研究室で学生の卒論、実験授業等を指導して、今年3月で退職しました。大学での生活は、学生から学ぶことも多く大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。

<取り組んでいる市民活動は>

kondotadahikophoto1今、「いるま介護保険わかろう会」で介護保険について学習し、私たち市民の利用しやすい介護保険を目指して市民セミナー等を開催しています。介護保険が出来た時、誰しも老後や介護の不安は解消されるのではないかと期待をしました。しかし介護保険が改正されるたびに、最初の理念から離れるように思われ、本当に要介護状態になっても、自宅で日常生活が送ることが出来るだろうかと危惧しています。介護保険について学ぶほど問題点が多いことが分かってきます。介護保険が出来たとき、介護の社会化が叫ばれましたが、サービスの実態等次々と問題点が指摘され、市民の立場で発言が必要と感じ、入間市高齢者福祉審議会委員として応募し、第3次入間市高齢者保健福祉計画、第4次入間市高齢者保健福祉計画の作成に委員として参画しました。形だけの審議会ではなく、活発な意見が飛び交うような審議会にしたいと勤めてきました。

kondotadahikophoto2福祉の課題は、施設サービス、保険料、サービス提供事業者、介護職員の待遇・労働問題など限りないほど山積みです。最近では認知症サポーター養成講座を扇町屋商店街で開催しました。地域包括支援センターの協力もあり、参加者から勉強になったと大変喜ばれました。1軒1軒チラシを持って商店街を訪ねてお話を聞き、顔の見えるつながりを持つ中で、地域の課題もいろいろ知ることが出来ました。

<趣味は>

野菜作り、絵を描いたり、写真を撮ったり、レコード鑑賞です(CDやテープではなくレコードで)。定年後は、田舎での晴耕雨読が夢でした。長野県佐久市の畑で、ジャガイモ、ねぎ等、出来るだけ消毒をしない自然農法で挑戦しています。月1,2回行く事ができるかどうかの時間しかなく、行けば雑草との戦いで、いつもくたびれ果てて帰ってきます。高速道路代、ガソリン代を考えると随分高い野菜です。将来の夢は、佐久市の家と土地を利用して高齢者が気楽に集まるたまり場・憩いの場が出来ればいいなと思います。地元の方とのコミュニケーションをはかっていきたいと思っています。

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